つれづれ夜咄(旧韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホン)

韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホンのリニューアルブログです。内容少し変更

最強のタッグの実現『キム課長』

『キム課長』17・18話今は病院で意識不明状態の経理部イ前課長の必死のメモリーを持って、会計監査の場に乗り込んだユン課長代理だったが、会長は検察庁の上層部の大物と取引、捜査をやめさせる。その際犠牲者としてすべての罪をかぶせる者として、ソ理事を…

なぜかキム課長を助けるソ理事

『キム課長』15・16話会長の差し向けた殺し屋によって、あわやというキムを救ったのは意外にもソ・理事。会長の電話を盗み聞いたソはこれまた自分の手足として動いてくれる者にキムを尾行させ、間一髪救い出す。数字を操れる男として、最初にキムを採用した…

2PMのジュノがいい『キム課長』

『キム課長』13・14話ソ・理事による卑劣な手口により「リストラなしの再建案」提案に持ち込めず敗北したキム課長以下「経理部」のメンバー。ここでキムは考えます。「聖人」などとおだてられて、すっかり野性の感覚を失っていたために負けてしまった。ここ…

人員削減なしの再建案、提案できるか『キム課長』

『キム課長』9・10話TQグループ社長「人員削減なしの再建案」を経理部に託す安易に人員を削減してコストを下げる、誰もがまず思いつく愚かな方法です。そうではない会社の立て直しを、社長はキム課長の手腕に託します。もう会社を辞めようと思っていたキ…

結果として会社改革『キム課長』

『キム課長』三つ目の仕事、待機室廃止自殺に追い込まれた前経理課長の妻が会社の前で抗議活動、それを排除するために会社側が自動車事故を起こそうとしたまさにその時に、滑って転んで結果的に前課長の妻を助けたキム。そして次はTQグループ内の宅配部門の…

心ならずも結果は「聖人」。『キム課長』

『キム課長』6話まで(衛星劇場)このドラマ、コメディーなので、奇想天外な展開になってはいるのですが、描かれている状況は韓国社会の問題点そのもの。いや、日本も同じかな。TQグループの内TQ宅配はその過酷な労働環境のため労働者がスト決行中。それに…

粉飾決算と対決する?『キム課長』

韓国ドラマ『キム課長』『獄中花』の後ちょっと途絶えていた衛星劇場での韓ドラ視聴でしたが、『キム課長』で復活しました。ナムグン・ミン主演のコメディーなんだけど今の韓国社会の経済体制を皮肉った社会派ドラマでもある。地方の群山という町の消費者金…

弱小領主のドラマが続くNHK大河

弱小領主の話が続くNHK大河ドラマですが、『真田丸』の方は救いがある感じでしたが、『女城主直虎』の方は悲劇的すぎます。三浦春馬が演じた直親は、子供の頃は暗殺を避けて信州に逃れ、やっと領主として戻ってきたと思ったら、今川に切り殺されてしまう。真…

いつも楽しませてくれるビョンホンファンイベント

イ・ビョンホンオンツアー2017に行って来ました。最終日中野サンプラザ。近頃年のせいで疲れ気味。以前ほどの情熱はないのですが、それでもファンイベントには気合を入れ直して出かけます。やっぱりイベントはいつもながら楽しめるように構成されていて「行…

六条御息所と夕顔の対比

源氏17歳。都の六条あたりに忍んで通う女性ができる。前の東宮妃でゆくゆくは皇后になろうかという人だったが、東宮が亡くなってしまい、宮中を出て六条に邸を構え、優雅な生活を送っていた。東宮との間にできた女の子が一人いるが、年は源氏よりかなり上で…

大妃の死で時代が変わる『獄中花』完結

『獄中花』最終話まで大妃の死。大妃は「殺生簿」=暗殺名簿を作り、自分達と敵対する大尹派の謀反をでっち上げて一掃しようとします。それを弟のユン・ウォニョンに命じる。ウォニョンはその名簿の中に息子テウォンの名を見つけ、テウォンを呼んで「都を離…

『獄中花』母を裁けるか明宗

『獄中花』48話までご無沙汰してしまいました。『獄中花』あと数話をのこすのみとなりました。意識不明だった明宗王ですが、奇跡的に意識を取り戻しました。ここで死んでもらっては困ります。明宗には後継になる王子がいません。幼くして亡くなってしまっ…

『獄中花』母妃に牛耳られる明宗

『獄中花』44話まで明宗、オクニョを守るためオクニョを側室にして宮中に迎え入れようと思いつくが・・・一方、カン・ソノは元従事官のイ・ミョンホンからオクニョが東宮殿の女官カビと中宗との間に生まれた子であることを聞き出す。カビは中宗の正妃(明宗…

作者式部が反映した空蝉「源氏物語」

「雨世の品定め」久しぶりの「源氏物語」です。長雨の続く梅雨の頃、宮中では宿直担当の貴公子達が退屈しのぎに今まで付き合って来た女たちのあれこれについて感想を述べあいます。話題は「中の品の女性に結構いい女がいる」という話になっていきます。この…

『獄中花』 朝鮮王朝時代の弁護士=外知部

『獄中花』38話までオクニョは王の娘?オクニョに残された母の遺品にあった「髪飾り」。それは中宗が(チャングムでおなじみ)情をかけた女官に与えたもの。だとするとオクニョは中宗の娘?王女?オクニョの養父チ書吏殺人の疑いで逮捕される。ナンジョン…

今年の大河も戦国乱世のドラマ

新ドラマ『女城主・直虎』『真田丸』の後を引き継いだのはやはり戦国時代のドラマ。この時代、弱小領主は何時攻められるか気が休まる時がない。これは「真田丸」と一緒。「真田丸」では父の昌幸が知恵を絞ってこの乱世を乗り切るのですが、最後の賭けに失敗…

影の実力者大妃『獄中花』

『獄中花』32話まで地方の役所の官婢だったオクニョですが、その占いの技を認められて、昭格署という儀礼を司る役所の道流という役に就いて都に戻った。ジホンは役所を辞めオクニョと共に商団を作る。一方平市署長のテウォンは科挙の試験用の紙を受験生に用…

元日から駅伝三昧

駅伝三昧の三が日ここ数年、箱根駅伝にはまっていましたが、今年は元日に始まる実業団対抗駅伝まで見るようになってしまいました。というのも元日って見るもの何にもないんですよね。くだらないバラエティー番組見てるよりシンプルな若者の走る姿を見てる方…

『真田丸』型破りな脚本

『真田丸』完結!私は長野市松代町で町案内のボランティアガイドをしていますが、今年は大河ドラマの主人公真田幸村の兄信之が治めた城下町が松代ということで、こちらにもドラマとのゆかりを求めて観光に来る人が多くて、普段の年の3倍ぐらい案内をしまし…

オクニョをめぐる二人の男が宿敵に『獄中花』

『獄中花』24話までオクニョとデシク署長合作の裏帳簿奪われる。囚人達の待遇改善のために囚人達を外で働かせて賃金を得る、その一部は署長の懐にもと、裏帳簿を作っていたことを下っ端役人のユ参奉に知られてしまう。彼はナンジョンのスパイとなってこの裏…

「源氏物語」の時代背景は式部の生きた時代より100年ほど前

母親似の息子夕霧余りしっくりしない源氏と葵上の夫婦仲ですが、それでも夕霧という息子が生まれます。この息子は性格も容姿もお父さんには似ていないようです。生真面目でやや融通が利かず、でも仕事熱心で周囲の信頼も厚い男として成長していくことになり…

父と息子の絆は切れぬ『獄中花』18話まで

『獄中花』18話まで世は凶作のため、囚人の収容所である典獄署では食事は一日一回ということになってしまう。これを何とかしようと、オクニョはテウォンと組んで、ナンジョンの強欲を利用して、秘かに金鉱採掘の話を持ちかける。金鉱の採掘は国の事業で民間…

韓国ドラマの世界は現実だった

現実とドラマが同じ韓国パク大統領のスキャンダルは日本のワイドショーも連日取り上げている「美味しい話題」。豊洲市場やオリンピック施設をめぐる「小池劇場」がかすんでしまうほど。韓国では権力やお金を持っている人達の横暴ってすさまじいですね。ドラ…

いつから?ドラマ出演者とコマーシャルのセット

秋の日本新ドラマ「逃げるのは恥だが役に立つ」ハンガリーのことわざだそうですが、星野源の無表情な草食男子が妙に気になります。いかにもIT企業の社員という感じで、パソコンで契約書作ったりするのはやたら得意。今の時代は生まれた時から環境が整ってい…

平安貴族の社交・恋愛のツールは歌=和歌

「歌を詠む」は平安貴族のたしなみ「源氏物語」では何かというと歌がかわされます。これは子供の頃からそういう教育を受けていないと挨拶がわりに「歌を詠む」などできませんね。物語中の人物が詠む歌は作者の紫式部がその人物のキャラクターに合わせて詠み…

イ・ビョンフン、チェ・ワンギュのコンビ『獄中花』(衛星劇場)

『身分を隠せ』を見ていて潜入刑事って役者に似てるって思いました。ヤクザ、娼婦、借金取り立て屋などその状況に応じて人物になり切らないと見破られてしまう。まあ、ヤクザは日ごろ接している相手なのでお手のものかもしれませんね。「ミイラ取りがミイラ…

繰り返し描かれる潜入捜査官ストーリー

『身分を隠せ』(ホームドラマチャンネル)犯罪組織に潜入してその悪をあばくという展開は香港映画ノアールの名作『インファナルアフェア』に代表されますが、やはり繰り返しドラマ化、映画化されますね。キム・ボム主演の本作も、恋人を亡くした刑事が秘密…

物語を自由に回していく仕掛け、臣籍降下

二宮=源氏の臣籍降下光る君を溺愛する父帝ですが、その将来については深く思い悩む。皇子のまま宮廷にとどめておいても後ろ盾のない光る君が天皇になることはできない。それよりも皇籍を離脱させ、臣下として政治に腕をふるわせる方が皇子のためになる。帝…

幼くして母を亡くした人物が多く登場する『源氏物語』

母恋しが女性遍歴の原点実家へ里帰りして皇子を生んだ桐壺の更衣はその後病いがちとなり、源氏が3歳の時に亡くなってしまいます。更衣の母は若宮をそのまま実家で育てようとしますが、夫もすでに亡くなっていて、有力な後ろ盾もなくまことに心細い。遂に桐…

父・兄・息子の3代の天皇に仕えた源氏

平安時代は「生前退位」が一般的天皇陛下が「生前退位」のお気持ちを国民に向かってビデオで語りかけられました。80才を過ぎての連日のような「公務」。このビデオを見て、見なくても殆どの国民は「生前退位」に理解を示したでしょう。私は「生前退位」ま…