つれづれ夜咄(旧韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホン)

韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホンのリニューアルブログです。内容少し変更

大妃の死で時代が変わる『獄中花』完結

『獄中花』最終話まで
大妃の死。
大妃は「殺生簿」=暗殺名簿を作り、自分達と敵対する大尹派の謀反をでっち上げて一掃しようとします。それを弟のユン・ウォニョンに命じる。ウォニョンはその名簿の中に息子テウォンの名を見つけ、テウォンを呼んで「都を離れろ」と忠告する。
大尹派は次々捕らえられ、大尹派のリーダーイ・ミョンホンは屋敷を襲われ暗殺されてしまう。オクニョも襲われるが危うく難を逃れた。
それを知った王は自分の無力をつくづく悟り、「譲位」を決意する。
大妃は必死に説得するがかえって王に責められる。

我が息子を王の座に就けるために邪魔になる存在を次々に死に追いやってきた大妃は、そんな過去を息子の王に否定されて一挙に生きる力を失い危篤となり死んでしまう。
こうして形勢は逆転。ウォニョンとナンジョンは逃れて隠れ家に潜むが、ナンジョンの配下として働いていた商団のミン行首は自分達を見逃してくれるならとテウォンに取引を持ち掛け隠れ家を教える。
捕らえられたウォニョンとナンジョンは軟禁されるが、ナンジョンは次第にオクニョにいつか襲われるという幻影におびえるようになり、隠し持っていた毒薬をあおる。それを見つけたウォニョンも後を追う。それは王の命令で「毒をたまわる」使者が到着する直前の出来事だった。
王女のオクニョは王宮にという王の希望だったが、オクニョはあえてそれを断り典獄署の改善に取り組み、そのために自分が行首を務めていた商団の利益と人材を提供する。
オクニョとテウォンの恋の進展が気になるところですが、それは描かれず、罪人として捕らえられた人々の弁護をする外知部の仕事にさらに打ち込むという結末でした。
日本の場合、武家政権になって天皇はお飾り的存在となり、暗殺だのなんだのという争いとは王家は無縁になりましたが、古代ではけっこう血と血で争う歴史がありました。日本の時代劇はそのへんのあたりはあまりやりませんけどね。多分それは今も天皇家が存在するからでしょうね。