つれづれ夜咄(旧韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホン)

韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホンのリニューアルブログです。内容少し変更

『獄中花』母妃に牛耳られる明宗

『獄中花』44話まで
明宗、オクニョを守るためオクニョを側室にして宮中に迎え入れようと思いつくが・・・
一方、カン・ソノは元従事官のイ・ミョンホンからオクニョが東宮殿の女官カビと中宗との間に生まれた子であることを聞き出す。
カビは中宗の正妃(明宗の母)が、自分の息子を王位につけるため、前妃の子である東宮を毒殺しようとして毒を盛る現場を目撃してしまう。東宮殿に計画を知られてしまったことに気づいた妃は東宮殿の女官を片っぱしから死に追いやっていく。カビは従事官のミョンホンと共に逃亡する。ミョンホンとカビはお互いに心を寄せ合う仲だった。但し王宮に仕える身では結婚することはできない。
逃避行の間にカビが妊娠していることがわかる。中宗とたった一夜を共にしてできた子供である。それを知ったミョンホンはカビとお腹の子を守るために追手と戦いカビを逃がす。カビは妃の弟ウォニョンの配下に追われひん死の状態で典獄署でオクニョを生み息絶えたというのが真相だった。
オクニョと明宗は異母兄妹。側室にという申し出をオクニョは受けられないが王に真相を語ることもできない。真実を知れば母妃が自分のために犯した罪に王は苦しまなければならない。
このドラマは史実とは距離を置くストーリーですが、実際明宗の母妃は明宗を王位につけた後、後ろ盾として権力を握り、王は自分の思うような政治はできなかったというのが通説だそうです。
そして王は持病の心臓の病いで倒れてしまう。心臓に病いがというのは今まででてこなかったので唐突な感じがしますが、母妃に抑え込まれてストレスたまる生活ではあります。
唐突といえば、ウォニョンの正夫人に納まったナンジョンの従兄のチョン・マノという人物がヤンジ村というところで横暴な地主としてふるまい、そのために一家が破滅し、その恨みでマノに切りつけたとされる若者が典獄署に送られてきます。
外知部という弁護人の組織を作ったテウォンは裁判の場で道理を尽くして若者の弁護をしますが、ナンジョンの権勢になびいている捕盗庁の幹部は取り合わない。現代の裁判所も同じですね。
明宗は意識不明の重体。オクニョは明宗付きの女官の手引きで王宮に秘かに入り、王を見舞う。
ドラマはいよいよラストに入ってきました。