つれづれ夜咄(旧韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホン)

韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホンのリニューアルブログです。内容少し変更

昭和10年前後、日本の景気は上向いていった

朝ドラ『まんぷく』始まる。
大阪制作作品はドラマの時代設定を少し前にする作品で視聴率がいい。そんなことを言うと大阪人は反発するでしょうが現代の大阪はよろしくないことが多い。独自性を捨てたというか東京の後追いをして失敗という気がするのです。
その点、戦前とかはまさに「大阪らしさ」満載
このドラマも戦前、昭和7,8年ぐらいから始まる。この頃から実は景気が上向いて来る。なぜかというと大陸(中国)に日本が本格的に進出し始めるのですね。進出と言うと聞こえはいいですが、武力を背景に中国に侵略して
工場を建てたり、商売したり、そして満洲国の建国です。敗戦後は満洲引き揚げの悲劇として語られることが多い「満洲国」=日本による傀儡植民地国により景気がよくなり、この頃は欧米も同じ考えですから「そんなよその国に武力で脅して勝手に経済活動するなんてだめだ」と考える人は少数派ですね。
松たか子さんが主演した映画『ちいさいおうち』に描かれた世界も『まんぷく』とよく似ています。
ただこちらはむしろ戦後の敗戦から立ち上がった世界が描かれるのでしょうから毎朝見るにはちょうどいい。
この間亡くなった樹木希林さんも今回のヒロイン安藤サクラさんも特別な美人ではありません。私が子供の頃は主役をやるのは美人女優と決まっていましたから、樹木希林さんなんかヒロインでなくてもブスに見えましたがよくみると「ふつう」です。
美人女優は年取ってからが大変。美しさを保たないといけませんから。その点希林さんは年取ってからのほうが「なんかきれいになったんじゃない」と思われて、世の中結構公平です。あきらめずに生きましょう。