つれづれ夜咄(旧韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホン)

韓ドラ・懐かし映画・時々ビョンホンのリニューアルブログです。内容少し変更

悪を裏側から裁く『番人』

新韓国ドラマ『番人』(衛星劇場
少し間があきましたが、新ドラマ『番人』が面白くて見始めました。
理不尽な犯罪の被害者になった者達が、加害者が正統に裁かれることなく、事件が闇に葬られてしまったのが許せず、秘かに手を組んで復讐を遂げていくというストーリー。
「必殺仕事人」とか、イ・ビョンホンの映画「内部者」に通じるような設定です。
シングルマザーの刑事として日々奮闘してきたチョ・スジ。だが最愛の娘を殺されてしまう。犯人は検事長の息子で高校生のユン・シワン。検事長の力で事件は無きものにされてしまう。スジはシワンを追い詰めるが結局警察を辞めることになる。
そして「闇の組織」の一員になる。この組織のボスは顔を見せないのだが、実はソウル中央地検の検事チャン・ドハンなのだ。ドハンは上司に取り入って、その都合のいいパシリ役をやって、検事長に近づいていく。「内部者」のチョ・スンウのやった役を思い起こさせるキャラクター。彼には検事長が過去に犯した許せない事実があった。その落とし前をつけるために検事になったのだった。でもそういう所はこれっぽちも見せない。
女性刑事だったスジのアクションがものすごいのが特徴。オートバイを乗りこなす。イ・シヨンという女優さんですがなかなか大変だと思います。
とにかく今の時代というのはIT技術により位置情報とか瞬時にわかりますから、それを駆使してターゲットを追い詰めていく。
韓国でも日本でも、いや世界中で権力を持つ者達による犯罪が横行している時代ですから「彼らの悪」が単なるドラマとは思えず「ああ、そうなんだろうな」と思えてしまうところがドラマの迫力になっています。